アロマディフューザー以外でも香りを楽しめるエッセンシャルオイルの活用方法をご紹介します。
どれも材料は少なく、エッセンシャルオイル以外はドラッグストアや百均で手に入り、作り方も簡単なものばかりです。
ぜひお試しください。
監修: 柴崎雅美 IFPAクリニカルアロマセラピスト
(C)2021Glanstock,Inc.
はじめに
- エッセンシャルオイルは精製水(水)には溶けません。
必ず無水エタノールやキャリアオイルなどに混ぜた後、精製水などに混ぜてください。 - 防腐剤不使用のため作成から2週間以内に使い切ってください。
エッセンシャルオイルの香り別・シーン別一覧

■入浴剤
【材料】
- 重曹(食品グレードがお薦め):大さじ1
- 海塩など:大さじ1★
- お好みのエッセンシャルオイル:2滴 ※
※皮膚刺激のある柑橘系(オレンジ、ベルガモット、レモン)・ミント系(スペアミント、ペパーミント)を避ける
▼海塩について
海塩とは、海水から直接作られた塩でミネラル分が多い。
ミネラル分の多い塩でないと、発汗などの効果が期待できないため、天然海塩や岩塩を使用するのが良い。
▼スーパーなどで購入できる海塩の例
海の精
沖縄の塩 シママース
※各商品の公式サイトが開きます。
▼その他お勧めの塩
海塩の代わりにエプソムソルト150-200gを入れ20分入浴すると、筋肉の疲れを癒します。
【作り方】
- 重曹にエッセンシャルオイルを入れよく混ぜる
- 1と海塩などをよく混ぜ、浴槽に入れる
【注意事項】
- エッセンシャルオイルを直接お湯に入れない
※お湯に浮いたエッセンシャルオイルが素肌に直接触れる恐れがあるため
■バスボム(入浴剤)
【材料】
約50g分(3~5個分)
- 重曹:大さじ2と1/2
- クエン酸(皮膚が柔らかく):大さじ1と1/2
- エプソムソルト(保温効果):小さじ1/2
- お好きなエッセンシャルオイル:10滴
※皮膚刺激のある柑橘系(オレンジ、ベルガモット、レモン)・ミント系(スペアミント、ペパーミント)を避ける
【作り方 】
材料を混ぜる容器は何でもOKです。
- 材料を混ぜる
- 固める
混ぜて固めた後の乾燥不要。
すぐにバスボムとして楽しめます。
【固める方法】
固め方も自由!
(例)
- 好みの型に入れる
- サランラップで包む
- ガラス瓶で混ぜ、そのまま保管。入浴時にスプーンですくって入れる。
【入浴特にお勧めのエッセンシャルオイル】
保湿:パルマローザ、フランキンセンス
血行促進:ジュニパー
肩こり緩和:ジュニパー
【注意点】
作り置きもできますが、2週間以内に使い切りましょう。
※時間が経つほどエッセンシャルオイルの香りが薄くなることがあります。
■ルームスプレー
【材料】
- 無水エタノール:20ml
- お好みのエッセンシャルオイル:50滴
- 精製水:30ml
- スプレー容器(アルコール耐性のもの)
【作り方】
- 容器にエタノールとエッセンシャルオイルをよく混ぜる
- 1に精製水を加え、よく混ぜる
■アロマスプレー(携帯用)
【材料】
- 無水エタノール:5ml
- お好みのエッセンシャルオイル:10滴
- 精製水:25ml
- スプレー容器(アルコール耐性のもの)
【作り方】
- 容器にエタノールとエッセンシャルオイルをよく混ぜる
- 1に精製水を加え、よく混ぜる
- マスク(外側の下)やハンカチなどにスプレーする
■ロールオン(携帯用)
【材料】
- キャリアオイル(ホホバオイルが一般的):10ml
- お好みのエッセンシャルオイル:2滴
- ロールオン容器:アルコール耐性のもの
【作り方(使い方)】
- 容器にキャリアオイルとエッセンシャルオイルを入れ、よく混ぜる
- 香りを楽しみたい時に手首などにつける
【オススメのエッセンシャルオイル】
◎目を覚ましたい時 ⇒ ペパーミント、レモン
◎気持ちを落ち着かせたい時、PMSや生理痛の緩和に ⇒ ローズゼラニウム、ベルガモット
※どちらも2種類をブレンドしてもOKだが、キャリアオイル10mlに対しエッセンシャルオイルは計2滴まで)
■洗濯のすすぎ時に
【材料】
- 重曹:大さじ2
- お好みのエッセンシャルオイル:3滴
【作り方(使い方)】
- 重曹にエッセンシャルオイルを垂らしよく混ぜる
- すすぎの時に入れる
■柔軟剤
【材料】
- クエン酸:小さじ1
- お好みのエッセンシャルオイル:3滴
【作り方(使い方)】
- クエン酸にエッセンシャルオイルを垂らしよく混ぜる
- 柔軟剤の代わりに投入
■アロエジェル(夏にオススメ)
【材料】
- アロエジェル:30g(アロエの配合率が90%以上のものがお勧め)
- お好みのエッセンシャルオイル(注意事項をご確認ください):2滴(最大3滴まで)
- 遮光瓶(茶色がお勧め)
【オススメのエッセンシャルオイル】
◎スッと感が欲しい ⇒ ラベンダー2滴&スペアミント1滴
◎お肌の修復に ⇒ ラベンダー2滴&ローズゼラニウム1滴
◎3種類とも入れたい ⇒ ラベンダー、スペアミント、ローズゼラニウムを1滴ずつ
【作り方(使い方)】
- 遮光瓶に材料を入れ、よく混ぜる
- アロエジェルと同じように肌に塗布する
【注意事項】
- 以下の種類は光毒性があるため、日光に当たる前の使用を控える
グレープフルーツ、ベルガモット、レモン - アロエジェル10gにつきエッセンシャルオイルは1滴まで
(これ以上は濃度が高くなりすぎ、刺激が強くなる場合がある)
■虫よけスプレー
【材料】
- 無水エタノール:5ml★
- エッセンシャルオイル「レモングラス」:10滴(幼児や敏感肌に使用する場合は半量の5滴)
- 精製水:45ml(フラワーウォーターも可)
- スプレー容器(アルコール耐性のもの)
★エタノールを使用したくない場合は、ホホバオイルやアロエジェルも可
【作り方】
- 容器に無水エタノールとエッセンシャルオイル「レモングラス」を混ぜる
- 1に精製水を加えて混ぜる
【注意事項】
- 使用前に必ずパッチテストを行い、異常がないことを確認してから使用する
- 乳児には直接使用しない(ベビーカー周りや衣類、防止等にスプレーするのは可)
■ボディオイル
【材料】
- キャリアオイル:30ml
- エッセンシャルオイル:3~6滴
【作り方】
材料をよく混ぜる
【お勧めのエッセンシャルオイル】
保湿にオススメ:ラベンダー
美白にオススメ:ローズマリーシネオール
■ボディーローション
【材料】
- グリセリン:5ml
- エッセンシャルオイル:5~10滴
- 精製水:45ml
- 容器(アルコール耐性用。スプレータイプも可)
【作り方】
- 容器にグリセリンとエッセンシャルオイルを入れる
- 1に精製水を入れよく混ぜる
【お勧めのエッセンシャルオイル】
保湿にオススメ:ラベンダー
美白にオススメ:ローズマリーシネオール
頭皮や髪に良いクラリセージの活用方法
ここからは頭皮に良いとされる「クラリセージ」を使った
活用方法を3つご案内します。
【クラリセージの頭皮や髪への影響】
- 皮脂の分泌量を整え、サッパリとした髪に
- 抜け毛やフケ防止に
【クラリセージの心への影響】
心を明るくしてくれる
【クラリセージを使う上での注意事項】
- 妊娠中・エストロゲンにより悪化する症状(子宮筋腫、乳腺炎など)月経過多などの問題がある場合は使用しない
- 鎮静作用が強いので運転前の使用は避ける。
- アルコールとの併用は悪酔いや頭痛を招く可能性があるため注意。
■1.マッサージオイル ~ ヘッドスパに
【材料】
- キャリアオイル:20ml★
- クラリセージ:1滴
- ベルガモットまたはスイートオレンジ:1滴
★ホホバオイルやサンフラワーなどお持ちのものでOK
【作り方(使い方)】
材料をよく混ぜ、頭皮をマッサージする
■2.シャンプー
【材料】
- キャリアオイル:5ml
- クラリセージ:3滴
- お好みのエッセンシャルオイル:7滴
- 無添加・無香料のシャンプー基材:45ml
【作り方】
- キャリアオイルとクラリセージ、お好みのエッセンシャルオイル混ぜる
- 1をシャンプー基材と混ぜる
■3.頭皮ストレス緩和スプレー
【材料】
- 無水エタノール:10ml
- エッセンシャルオイル:20滴★
- 精製水:190ml
- スプレー容器(アルコール耐性用)
【時間帯別オススメのブレンド】
夜:クラリセージ&ラベンダー・フランス
クラリセージにラベンダーを加えることで、
一日の疲れを癒し眠りにつきやすいようリラックスさせてくれます。
朝:クラリセージ&スイートオレンジ
スイートオレンジの香りが加わり、リフレッシュした朝を迎えられます。
【作り方】
①容器に無水エタノールとエッセンシャルオイルを入れ、よく混ぜる
②①に精製水を加え、よく混ぜる
【効果的な使い方】
- 頭皮にスプレーする
- 頭皮を軽くマッサージする(ツボ押しのように)
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